スターバックス コーヒー ジャパン、3万1500人分の情報漏えい
- コンステラ

- 2025年9月30日
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2025年9月19日、スターバックス コーヒー ジャパンは、従業員や退職者の個人情報約3万1500人分が漏えいしたと発表しました。
原因は、同社が利用しているパナソニック コネクト傘下の米Blue Yonder社が提供するシフト作成ツール「Work Force Management」に対するサイバー攻撃です。

■ 何が起きたのか?
漏えい人数:約3万1500人分の従業員・退職者情報
漏えい内容:ID、漢字氏名(読み仮名なし)、一部で生年月日・契約開始日・職位(各約50人分)
漏えいしていない情報:住所、電話番号、メールアドレス、給与、銀行口座情報、マイナンバー、顧客情報
攻撃の発覚は2024年12月にさかのぼります。Blue Yonderがハッカー集団からのサイバー攻撃を受け、2025年5月29日にスターバックスへ報告。
その後の調査過程で当初は110人分とされていましたが、最終的に3万1500人規模の漏えいであったことが判明しました。
■ 調査の経緯
2024年12月:Blue Yonderがサイバー攻撃を受ける
2025年5月29日:スターバックスに漏えい可能性を報告
6月20日:Blue Yonderがサンプルデータを提供 → 110人分の漏えいを確認
7月29日:提供データがサンプルにすぎないことが判明
9月:全データ調査の結果、3万1500人分の漏えいを確認
なお、Blue Yonderは2024年11月にもランサムウェア攻撃を受けていましたが、今回の事案は別件とされています。
■ 企業の対応と再発防止策
スターバックス コーヒー ジャパンは以下の対応を進めています。
Blue Yonderへのセキュリティ体制強化要求
委託先の管理基準や監査体制の見直し
個人情報を扱うシステムの総点検
漏えい対象者向け相談窓口の設置
同社は顧客情報が含まれていない点を強調しつつ、委託先管理を含めた再発防止を徹底するとしています。
■ 今後の注意点
今回のケースは「委託先システム」からの情報漏えいです。企業にとって自社システムの防御だけでなく、サプライチェーン全体のセキュリティ対策が不可欠であることを示しています。
特に次の点が教訓になります:
委託先や外部ツール利用時のセキュリティ評価・監査の強化
漏えい範囲の迅速かつ正確な把握体制の確立
情報管理責任を「自社だけでなくサプライチェーン全体」で考える視点
【参照】



