【1分でわかる】ランサムウェアとは?会社のデータが「人質」に取られる!
- コンステラ

- 2025年5月30日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年7月11日

ある日突然、パソコンが動かない。
ファイルがすべて開けなくなり、画面にはこんなメッセージが――
「データを元に戻したければ、仮想通貨で支払え」
これは、ランサムウェアと呼ばれる、非常に悪質なサイバー攻撃のひとつです。
名前の「ランサム」は「身代金」の意味。データを人質に、金銭を要求する手口です。
この数年で、日本も含めた世界中の企業・病院・自治体などが被害に遭っており、中小企業も例外ではありません。
<国内で実際に起きたインシデント>
① 徳島県・つるぎ町立半田病院(2021年)
被害内容: ランサムウェアにより電子カルテシステムが暗号化。診療が数週間ストップ。
影響: 医師たちは紙で診察を行う事態に。復旧には多大な時間と費用がかかりました。
病院という「人の命を預かる現場」が攻撃対象となり、大きな衝撃を呼びました。
② 印刷会社のサイバー攻撃(2025年)
被害内容: 卒業アルバム制作を手がける印刷会社が攻撃を受け、最大17万人分の個人写真・情報が流出の可能性。
影響: 顧客(主に小中学校)や保護者からの信頼が損なわれ、企業ブランドにも深刻な影響。
攻撃者は企業の「情報資産」と「信用」を狙っています。
このように、ランサムウェアによって、以下のような被害が想定されます。
顧客情報や業務データが一斉に暗号化され、業務が完全にストップ
身代金として数十万円〜数千万円相当の仮想通貨を要求される
支払ってもデータが戻る保証はなく、二次被害(情報漏えい)も発生
取引先にも感染が広がり、信用を失うケースも
<どうやって感染する?>
メールの添付ファイルやリンクから感染
→ 請求書、見積書、宅配便の不在通知などを装ったメールが多いです。
脆弱なネットワーク機器や古いソフトの脆弱性を突く
→ 特にアップデートされていない機器は格好の標的。
業務用PCのパスワード使い回しや簡単すぎるパスワード
→ ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)で破られることも。
<対策ポイント>
✅ 定期的なバックアップを実施する
→ 外部媒体やクラウドに保存しておけば、身代金を払わずに復旧できます。
✅ OSやソフトウェアは常に最新の状態に
→ アップデートは「防御のカギ」です。
✅ ウイルス対策ソフトを必ず導入・定期更新
→ ランサムウェアを検知・ブロックできます。
✅ メールの添付ファイル・リンクには要注意
→ 少しでも不審に思ったら開かない・クリックしない。
✅ 全社員へのセキュリティ教育
→ 「知っていれば防げた」攻撃がほとんどです。
ランサムウェアは「データの人質ビジネス」です。一度感染すれば、事業継続そのものが危うくなるリスクがあります。
セキュリティは「コスト」ではなく「企業の命綱」。小さな備えが、大きな危機から会社を守ります。



