サプライチェーン攻撃は「大企業だけの話」ではありません
- コンステラ

- 5月21日
- 読了時間: 3分
― 時代劇にたとえるサイバー攻撃の話 ―
「サイバー攻撃」と聞くと、大企業や官公庁が狙われるもの、というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし実際には、攻撃者は必ずしも最初から“本命”を直接攻撃しているわけではなく、取引先や委託先を経由して侵入する「サプライチェーン攻撃」が増えています。
この構図をイメージしやすくするため、私たちは生成AI技術を活用し、時代劇風の動画を制作しました。
刺客の狙いは「呉服屋」ではない
動画の中では、刺客が呉服屋へ侵入します。
しかし、目的は呉服屋から金品を盗むことではありません。
刺客の本当の狙いは、その先にある「本丸」です。
では、なぜ直接本丸を攻めないのでしょうか。
それは、本丸の警備が厳重だからです。
そこで刺客は、本丸へ日常的に出入りしている呉服屋に目を付けます。
そして、呉服屋が納品する着物に細工を施し、“怪しまれずに”本丸へ入り込もうとします。
これは現代の「サプライチェーン攻撃」に近い構図です
現代の企業でも、同じような攻撃が発生しています。
攻撃者は、セキュリティ対策が厳重な大企業を正面から狙うのではなく、
取引先
委託先
保守会社
関連会社
などを経由して侵入を試みることがあります。
つまり、「本命」へ近づくために、その周囲の企業が利用されるのです。
動画の中の“呉服屋”は、こうした取引先企業をイメージしています。
狙われるのは「お金」だけではありません
ここで重要なのは、攻撃者の目的が、必ずしも呉服屋そのものではないという点です。
動画でも、刺客は呉服屋の商品や金品を盗んでいません。代わりに、“納品される着物”へ細工を施しています。
これは現代で言えば、
ソフトウェアへの不正な改ざん
ファイルへのマルウェア混入
アカウントの悪用
正規の通信を装った侵入
などに近いイメージです。
つまり、取引先との「信頼関係」そのものが悪用されてしまうのです。
「うちは中小企業だから関係ない」とは言えない時代に
サプライチェーン攻撃では、「どれだけ有名な企業か」よりも、「本命につながる経路になれるか」が狙われるポイントになります。
そのため、中小企業であっても、
大企業と取引がある
業務システムがつながっている
データ共有を行っている
などのように何かしらつながる経路がある場合には、攻撃の入口として利用される可能性があります。
この動画で伝えたかったこと
今回の動画では、「中小企業が狙われる」という恐怖を伝えたいわけではありません。
そうではなく、
企業同士がつながる時代では、“信頼されている経路”が攻撃に利用されることがある
という、サプライチェーン攻撃の特徴を、イメージとして理解していただくことを目的にしています。
時代劇の世界では“呉服屋の着物”でしたが、現代ではそれがIT資産やシステム、アカウントに置き換わっています。
だからこそ、企業規模に関係なく、自社もサプライチェーンの一部であるという視点が、これからますます重要になっています。
“信頼される経路”を守るために
サプライチェーン攻撃では、「信頼されている経路」が悪用されることがあります。
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